注目ポイント
- 『ウィッチャー3』のNPCシミュレーションは、プレイヤーの行動に応じてリアルタイムで反応する
- プレイヤーが村の中で戦闘を始めると、NPCは持っていたものを落として逃げるようにプログラムされていた
- ただし、赤ちゃんを抱えた母親のNPCも同じように動いてしまい、赤ちゃんを放置してしまうバグが生じた
- ベリーヴァビリティを高めるため、NPCに適切な動きを与え、予測不能な動きを実現することが重要
- CD Projekt Redは、手作業で細かい動きを実現することで、よりリアルなゲーム体験を提供できる
詳しく解説
CD Projekt RedのPhilipp Weberは、Edge Magazineのインタビューで、『ウィッチャー3』の開発において、プレイヤーがNPCの細かい動きをチェックしようとする傾向に気づいたと語っている。プレイヤーは、村の中で戦闘を始めたときに、NPCが持っていたものを落として逃げるようにプログラムされていた。しかし、赤ちゃんを抱えた母親のNPCも同じように動いてしまい、赤ちゃんを放置してしまうバグが生じた。
Weberは、ベリーヴァビリティを高めるため、NPCに適切な動きを与え、予測不能な動きを実現することが重要であると語っている。CD Projekt Redは、手作業で細かい動きを実現することで、よりリアルなゲーム体験を提供できる。
また、Weberは、NPCの動きを予測不能にするために、特定の経路を与えるのではなく、興味のあるスポットを与えることで、NPCが自ら経路を探索するようにしている。たとえば、ノヴィグラドの港では、50人の水夫が同時に活動できるように、200の可能なスポットを用意している。
編集部の見解
本記事からも明らかなように、ゲーム開発において、プレイヤーのニーズに応えることが非常に重要である。特に、オープンワールドRPGのようなゲームでは、プレイヤーが自由に探索できる広大な世界を提供する必要がある。そのためには、NPCの動きやAIの挙動など、細かい部分までリアルに作り込む必要がある。
ただし、手作業で細かい動きを実現することは、非常に時間がかかり、コストもかかる。そこで、AIを利用した自動生成技術が注目されている。しかし、CD Projekt RedのWeberは、AI生成のNPCと手作業のNPCの質の差はまだ大きいと語っている。
まとめ
『ウィッチャー3』の開発において、CD Projekt Redは、プレイヤーのニーズに応えるために、細かい部分までリアルに作り込むことに尽力した。手作業で細かい動きを実現することで、よりリアルなゲーム体験を提供できることを証明した。ただし、AI生成技術も今後重要になるだろう。日本のゲーム開発においても、プレイヤーのニーズに応えるために、細かい部分までリアルに作り込むことが重要である。